400m×3本レペティション練習の効果とは?タイム・リカバリー設計まで解説【ランナー向け】
旅行やら何やらでjogができていません。疲労もたまっていてそもそものやる気が出ない。そんなわけでピリッと速い動きで短時間に終わる練習をすることにしました。
実施メニュー概要
- メニュー:400m×3本(各本Max effort)
- リカバリー:400mウォーク(約10分)
- タイム:
- 1本目:62″2
- 2本目:60″9
- 3本目:60″2
✅ 後半に向かってビルドアップできた
✅ フォーム崩れなしで走り切れた
400m×3本レペティションの目的と効果【図解】
目的
│
├─最大スピード強化
│ └─神経系・速筋線維の活性化
│
├─無酸素耐性向上
│ └─乳酸処理能力アップ
│
└─疲労下フォーム維持
└─ランニングエコノミー改善
エビデンスに基づく効果解説
効果 | 期待できる成長 | 主な参考文献 |
---|---|---|
最大スピード向上 | トップスピードの底上げ | Ross et al., 2001 |
無酸素耐性アップ | 高強度でも粘る力 | Bishop et al., 2003 |
疲労下フォーム維持 | レース後半の効率化 | Barnes et al., 2013 |
リカバリー設定の目安【表】
トレーニング目的 | 推奨リカバリー時間 | 備考 |
---|---|---|
最大スピード重視 | 8〜10分 | 400mウォークなどで完全回復 |
無酸素耐性重視 | 2〜5分 | 走り終わり後すぐ次へ移る |
※今回の設定(10分ウォーク)は「最大スピードとフォーム重視」に適した設計です。
【応用例】目標タイム・レベル別のレペティション設定
目標レースタイム | 400m設定タイム | 本数 | リカバリー |
---|---|---|---|
フルマラソン3時間切り | 70秒前後 | 3〜5本 | 8分 |
ハーフ1時間30分切り | 75秒前後 | 3本 | 8〜10分 |
5000m20分切り | 80秒前後 | 3本 | 5〜8分 |
※スピードを意識するなら「本数は控えめ・リカバリー長め」でスタートし、慣れたら本数増加やリカバリー短縮で負荷調整していくと効果的。
【次のステップ】発展メニュー案
- 400m×4本(リカバリー10分)
→ 本数を増やしてスピード持続力をさらに強化! - 400m×3本(リカバリー5分)
→ リカバリーを短縮して、無酸素性持久力を鍛える方向へ! - 300m×5本(リカバリー5分)
→ 距離を短くしてスピード寄りにシフト!
こうした発展を少しずつ取り入れることで、
最大スピード・耐乳酸力・フォーム維持力
すべてをバランスよく鍛えることができます。
総括
400m×3本レペティションは、
目的を明確にし、リカバリー設計を最適化することで、最大限のトレーニング効果を引き出せるメニューです。
今回はタイムも後半ビルドアップでき、設定意図通りのトレーニングができました普段使っていない後ろの筋肉が酸素負債で大変です。借金地獄のこの感覚自体が懐かしい…
✏️【あとがきメモ】
- 今回は「最大スピード×フォーム維持」がテーマ
- 次回は「無酸素耐性重視」のバリエーションも試してみる予定!
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