【長野旅行記】戸隠五社めぐりで山に抱かれた一日|そば難民から救われた「つる屋」の新そばと天ぷら

長野旅行パート3:戸隠五社めぐりと“選ばれない日”

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朝は6時半頃に起きました。正直ほとんど眠れず、コンビニ弁当とバナナを流し込んでスタート。

8時20分発の戸隠行き特急バスに乗り込みました。観光客の多くは外国人で、車内は和気藹々というより静かな緊張感のようなものが漂う“無言修行バス”でした。山道に入るにつれて気温はぐっと下がり、空気は冷え冷え。まさに高原に来たという感じです。


奥社へ ― まず最初の参拝

バスを降りたのは「奥社入口」。杉並木を抜け、まずは九頭龍神社、そしてその隣の奥社へ。参道の空気は澄んでいて、歩くほどに気持ちが整う感覚がありました。奥社の横には“ガチの登山道”の入口もあり、こちらに踏み入れるともう完全に山の世界です。


歩いて中社へ ― そして“選ばれない日”の第一章

奥社からは中社へ徒歩で向かいます。中社に到着し参拝を終えたあと、問題の“うずら屋”へ。開店直後に行ったにもかかわらず、記帳は6枚目、すでに2時間待ち。「今日はそばに選ばれる日ではなかったんだな…」と苦笑するしかありませんでした。

しかも金曜日だからか紅葉の時期だからか、戸隠の飲食店は軒並み休業。選択肢がないという、なかなかの試練です。


火之御子社 → 宝光社 ― 熊ベルと“選ばれない方がいい選択”

気を取り直して、火之御子社へ向かい参拝。さらに宝光社に向かう途中、道の脇に熊よけのベルが設置されていました。

手のひらに触れる鉄の冷たさは、どこか「どうか今日は私が選ばれる日ではありませんように」と語りかけてくるよう。

軽く鳴らすと、カラン…と小さな音が森に吸い込まれていく。その音色は、パリ五輪の表彰台で優勝者が誇らしく鳴らすベルとは対照的で、こちらはただ、静かに身を守るための合図にすぎません。

朝のうずら屋では“そばに選ばれなかった”ことを残念に思ったけれど、この熊ベルに関してはむしろ“選ばれない方がずっと良い”。


宝光社でようやく昼食 ― つる屋の新そば

宝光社の前にある「つる屋」さんは、開いている貴重なお店。5分ほどの待ち時間で席に通されました。

一枚板の立派なテーブル、落ち着いた雰囲気。

ここでいただいた新そばと天ぷらが本当においしかった。特に柿の天ぷらは初体験で、母も「珍しいねぇ」と喜んでくれて、そばも天ぷらも満足度が高し。結果的に、ここで食べられてよかったと思えるランチになりました。


最後にお土産を買って長野駅へ

駅に戻り、小布施堂のどら焼きを購入。シンプルだけど、旅の最後にちょうど良い甘さでした。


帰路:切符も優待で楽々

戸隠を満喫したあとは長野駅へ戻り、それぞれ帰路につきました。ここでもJR東日本の株主優待が活躍します。

筆者は長野→大宮、母は長野→郡山で、それぞれの運賃・特急料金に優待の4割引きが適用されました(筆者支払額:約5,742円、母支払額:約7,128円)。旅の最後にもう一度「得したな」という気分になり、静かにガッツポーズを決めて帰路に着きました。

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