これから子どもとディズニーに行く機会も増えるだろうなと思い、せっかくならアトラクションや映画の“元ネタ”も知っておこうと考えました。
というわけで、ディズニー作品の原作を実際に読んでいく企画を始めます。
第1弾は、スプラッシュマウンテンの元ネタとして知られる物語。
岩波少年文庫の「うさぎどん きつねどん」を読了しました。
結論から言うと——
思ってたのと全然違う。普通にエグい。
スプラッシュマウンテンの元ネタって何?
スプラッシュマウンテンのベースになっているのは、
南部の唄 に登場する動物たちの物語です。
さらにその元をたどると、アメリカ南部の民話をまとめた
リーマスおじさん に行き着きます。
つまり構造としてはこんな感じ↓
- 民話
→ 本(リーマスおじさん)
→ ディズニー映画(南部の唄)
→ アトラクション(スプラッシュマウンテン)
今回読んだのは、岩波少年文庫『うさぎどん きつねどん』に収録されている一編です。
感想①:めちゃくちゃ雑に死ぬ
まず驚いたのがこれ。
キャラの死に方が雑。
オオカミやフクロネズミが出てくるんですが、
展開の流れで普通に退場します。しかも唐突。
「え、今死んだ?」みたいな感じで、余韻も何もない。
いわゆる現代の物語のような“感情の積み上げ”とかはなくて、
完全に「話の流れの都合で消える」タイプ。
民話っぽいといえばそうなんですが、
ディズニーのイメージで読むと普通に面食らいます。
感想②:うさぎどん、全然かわいくない
そして一番の衝撃。
うさぎどんが普通にクズ寄り。
今の感覚だとウサギって、
- かわいい
- 優しい
- マスコット的存在
みたいなポジションですが、この物語では真逆。
- 平気で騙す
- 相手を罠にかける
- 結果的に相手が死んでも気にしない
完全に“トリックスター(ずる賢いキャラ)”です。
なぜうさぎどんはこんなキャラなのか
この手の民話に出てくるウサギは、
「弱い者が知恵で強者に勝つ象徴」
なんですよね。
だから構図としてはこんな感じ:
- キツネ・オオカミ(強者) → 力は強いが騙される
- うさぎどん(弱者) → 性格は悪いけど勝つ
つまり、
“いいやつが勝つ”ではなく、“賢いやつが勝つ”世界。
この価値観の違いが、今読むとかなり違和感になります。
岩波少年文庫らしく文章は読みやすいものの、内容自体はかなり容赦がないです。
ディズニー版との違い
ここが一番面白いところ。
ディズニーはこの物語をかなりマイルドにしています。
- 残酷な描写 → ほぼカット
- キャラクター → 親しみやすく調整
- 全体の雰囲気 → 明るくポップに
結果として、スプラッシュマウンテンでは
「楽しい動物たちの冒険」っぽく見える
わけですが、原作は普通に“弱肉強食+騙し合い”です。
このギャップはかなり大きい。
まとめ|子ども向けと思って読むとびっくりする
正直な感想としては、
- 思ったより雑に死ぬ
- うさぎどんが全然かわいくない
- でも文化的には面白い
という感じ。
子どもと一緒にディズニーを楽しむ前にこういう背景を知っておくと、
見え方も少し変わって面白いかもしれません。
ディズニー原作を読むシリーズ
ディズニー作品の元ネタを実際に読んでいきシリーズ化目指します。
- ① うさぎどん きつねどん(本記事)
- ② ピノッキオの冒険(予定)
- ③ 人魚姫(予定)
- ④ 白雪姫(予定)
→ いずれまとめ記事も作る予定です

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